2017/08/10
関西人のソウルフード 粕汁

暑さ負けで食欲が落ちたと友人に話したら、「夏バテには粕汁がいい」と母上直伝のレシピを教えてくれました。
友人の母上は大阪出身で、粕汁は関西の郷土料理のようなものだそうです。
冬の食べ物というイメージがありましたが、栄養価が高くて胃に優しい粕汁は、夏バテ対策にもなるんですね。
友人おすすめの具材は、塩鮭、ちくわ、ゴボウ、大根、ニンジン、サツマイモ。
だし汁で具材を煮て、水でふやかした酒粕(1人50gが目安)を加え、アルコールを煮飛ばし、味噌をお好みの量入れて味を調えます。鮭の塩味を計算に入れて、味噌は気持ち控えめにすると美味です。
今回はちくわとゴボウなしで、サツマイモのかわりにジャガイモ、カボチャ・インゲン・小松菜・お揚げ・蒟蒻を入れました。具材をゴロゴロと大きめに切って、ホワイトシチュー風。胡椒をふってもイケるそうです。
暑さに疲れた胃に優しい味が染みわたり、クーラーで冷えた手足がポカポカ温まりました。
レシピをくれた友人は高校時代のバンド仲間です。すらりと色白で近寄りがたいほどの美貌と、のんびりした口調で繰り出すユーモアあふれる発言のギャップが魅力的なベーシスト。最近、娘さんがバンドを組んでギターを始めたそうで、時の流れに感慨深いものがあります。

